田伝むしの農作業

農薬不使用ササニシキができるまで【浸種&催芽】

種まきの前準備として行う作業が「浸種」と「催芽」で、
これらの目的は種籾が一斉に発芽して生育の揃った苗作りを行うことです。

「浸種」は、温湯消毒と塩水選を済ませた種籾を7~10日ほど水に浸しておく工程です。
これをすると種籾が水分を吸収して発芽の準備を始めます。
また、最初の成長に使われる栄養が入った胚乳の中でデンプンがブドウ糖に分解され
貯蔵されていた栄養分が使えるようになります。

10386311_571701369656259_4854603956929791743_n 「催芽」は、水ではなく28℃前後のぬるま湯に約1日種籾を浸して発芽を促す作業です。
この作業で種籾が「芽を出すぞ!」という状態になって膨らみが増し「鳩胸状態」と呼ばれる形になります。
また、芽や根の元になる胚芽と呼ぶ部分からは白い根を伸ばす種籾もあり、いよいよ種まきを迎えます。

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2017-01-12 | Posted in 田伝むしの農作業No Comments » 

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