
作成者:木村千寿子
サツマイモが甘くなるには理由があります。
秋に収穫したサツマイモを、冬まで保管させることで芋のでんぷんが糖化するのです。
秋。田伝むしは、稲刈りと、芋堀作業で大忙し!!掘った芋は、ハウスで土のまま乾かし一時保管していますが、実は寒さが苦手なサツマイモ。秋も深まり朝晩の冷え込みが本格的になってくると、腐れる芋も出てきますから、ダメになったものは取り除き、注意しながら保管作業を進めます。
土付きのまま乾かした芋は、定温倉庫に二次保管。その後、順次、選別・洗い・干す・袋詰めして、お店に並びます。
寒さに弱いサツマイモですが、ある程度寒さに充てると、甘みが増します。糖化するからです。寒さに充てすぎても悪くなってしまうので、その加減がなかなか難しいのですが、確かに掘りたてのさつま芋と、冬期まで保管した芋では、別物と思うくらい甘味の差が生じます。

~ 寒さを味方にして 干し芋、手作りに挑戦しよう ~

ちょっと手間暇はかかるけど、昔から伝わる保存食の一つ。美味しい干し芋を作ってみましょう!!
干し芋に適しているサツマイモの品種は、『べにはるか』『たまゆたか』など、水分が多目でしっとりした品種がおすすめです。天気予報をみて、干し始めの三日間、寒くて晴れるタイミングがベスト。芋の表面を早めに乾かしたいので、天気は重要です。
①芋を鍋でゆっくりじっくり茹でて、芯までお箸がスゥーと通ったら、茹で上がり。
両端の繊維が多いところを切り棄てて、皮を剥きます。(剥くというより、はがす感じ。)
時間をかけて茹でると、より芋の甘みが出るようです。
田伝むしでは、釜戸で時間をかけて茹でます。茹でることで芋のアクが抜けるような気もしますが、色は黒くなってしまいがち。
蒸しても出来ます、芋の芯までしっかり火が通っているか確認しましょう。
②1センチくらいの厚さに切ったら、干し網に敷き並べ、風通し良く、お日様の当たるところに干します。
夜露や、雨雪に当たらないように、軒下に吊るすのが理想です。
小さめの芋なら、皮だけむいて、そのまま丸干しにします! これは通な食べ方

丸干しや、厚みのある仕立ては、干し上げまで10日~20日前後かかるので、腰を据えて、出来上がりを待たねばなりません。天気が思わしくないときや、仕上げ干しをするときは、室内で、除湿器を回したり、扇風機で風を充てるなどして、常に芋が乾燥できる状態を用意できると安定の干し芋が作れます。
切った厚さや、天候にもよりますが、約一週間~二週間前後干せば、干し芋になります。好みの乾燥状態に仕上げましょう。
お日様に当たる時間が長いほど、きれいな飴色に近くなります。急な雨や、雪、強風には要注意です。芋が濡れないかと、気が気ではありません

美味しく作るには、それなりに大変なのです


高温多湿になると、すぐ、カビる可能性がありますから、気をつけてくださいね。

作成者:木村千寿子
~~~ 干し芋を作るようになったきっかけ。子育て奮闘していた懐かしい話です(^o^)~~~私は、アトピー体質なので、授かった子供たちには、できるだけ辛い思いはさせたくないと、試行錯誤の子育てをしていました。
ある日。幼い娘が、ニカッと、満面の笑みを見せてくれた。イイカオ~
!その時、歯茎にキラリ光る白いコメ粒のようなもの発見。それが、乳歯だと知った。
なるほど、娘は歯茎が痒かったのか、やたら、歯固め用のイカのオモチャを噛ってたっけ…!新米母は、何か良いものは無いかと探しましたょ。お菓子は、砂糖が入っているので、毎日、与えるのはよろしくない

自然の味覚を育てる大切な時期、咀嚼の力を育てる大切な時期。
そこで見つけたのが、干し芋。当時は、中国産の干し芋が沢山あったが、国産は少ししか並んでなかった。
少しお高めだったけれど、国産なら、とりあえず安心。芋だし、食物繊維だし

与えた干し芋をぎっちり握って、噛み噛みしながら、ニンマリ


(笑)「ハイ、イイカオ~

」(あぁ、懐かしい。あの頃は、可愛がっだ。天使だった(笑))というこで、芋好きに育ったチビ達。国産の干し芋を買っては与え、買っては与え、すぐに平らげるようになりました。空袋を片付けながら、
『私も、死ぬほど干し芋食べてみたいなぁ…』
との呟きを、旦那は聞いていたらしく、「んで、つくっぺ。」と言います。
芋を買ってきてくれるのだと思っていました。そんな会話すら忘れていた、ある初夏の日。爽やかな笑顔の旦那が、「つくっぺ

」と、手にしていたのは、芋の苗。『え

何?芋?苗から

……何すゃ

』~~~~~~~~~~~かれこれ10年以上前になります、干し芋を作るようになってから。
始めは、小規模、少量しか作れませんでしたから、販売できる量も本当に限られていましたが、今年は、干し芋専用の部屋も、薪をくべって作れる釜戸も新設できたので、沢山作れるようになりました。
天日干し、手作りですから、少々、色黒。見た目は地味ですが、味は美味しいですよ!!
先日、来客に試食して頂きました。『別格の甘さだね!凄い』『え?これが、干し芋?』『少量でも満足できる甘さだね!』『ウンメェ、辞めらんねぇ


(笑)』『芋、本来の味って、こういうことかぁ。』などなど。ちょっと薄めなのは、早めに乾燥をさせて、回転させたい為。田伝むしの自然栽培の芋は、手作り、天日干しで干し芋加工をしています。干し芋の食べ比べも楽しいですよ

同じ品種でも、色や、風味の違いが楽しめます。又、軽く火で炙ると香ばしさが出ます。
パウンドケーキなどのお菓子作りにも、自然の甘味として重宝します。小さなお子さまは、誤嚥に気をつけてくださいね。歯の弱い方、差し歯、入れ歯の方、柔らかくしながら、工夫して、召し上がってくださいね。
ほしいもはネットショップで販売中です。
https://www.denden999.com/fs/gohan/kakou/gd63
8月の低温と日照不足の影響か登熟が揃わず青米が多いようです。待ってみましたが、10月に入ってからの天気がパッとせず、今後は台風が来るかもしれないということで刈取りすることにしました。
籾摺りした結果もしっかり受け止めて来年に活かします。
田んぼの稲穂はだいぶ色付いてきました。みやこがねもちや早く植えたササニシキは収穫まであと少しです。今年は8月の天気が影響してか、色づきがゆっくりで穂ごとのばらつきも見られます。
倒れている稲もあるので雨が降ると余計地面に着いてしまいそうで不安ですし、これからは天気を良く見てちょうど良いタイミングで刈取りを始めたいです。
傾いた稲も穂が地面に着くぐらいまでになっているのは多くなく、倒れ方が激しいところは雨が降る前に起こしてあげました。
田んぼを見渡すと倒れた稲が多くてきれいとは言い切れないですが、近くで穂を見ると実がしっかり入っているよう。あの長く続いた8月の悪天候を思えば稲はかなり健闘しています。
雨量は多くありませんでしたが、風がかなり強く吹いて田んぼの稲は全部同じ方向に傾いてしまいました。
ベターと地面に着くように倒れてしまうとその後の実入りが悪くなったり、土に着いた穂から芽が出る穂発芽ということがおこったりして大変ですが、そこまで倒れずに済みました。よく耐えた!
そろそろ稲刈りの準備も始まります。
先週は展示会に参加しに東京へ行っていました。今日しばらくぶりに稲を見ると、実が入ってきたようで穂の垂れ方が大きくなったなぁと感じました。
天気が悪い日が長く続いたせいでもっと登熟が悪いかと思っていましたが、予想していたより速いペースで実が入っているなと思います。それでも収穫するまではドキドキですが。
白いのはスズメが食べた痕跡で、籾の中のミルクのように白い液状のデンプンが殻について白くなっています。褐色の方は何でしょうか?これから調べてみます。
茎の部分には紋枯れ病の病斑が見られるようになりました。まだ下の方だけに症状が出てる分にはいいのですが、これが上の葉っぱまで広がってくると稲が弱くなって倒伏しやすくなるので要注意です。
去年はこの紋枯れ病でひどくやられた田んぼがあるので、先週予防のために黒酢を散布しましたが果たしてどうなるでしょうか。収穫まで倒れずに頑張って。どの田んぼでも稲穂が傾いてきていますが、今年の出穂は天気のせいでばらつきがあるため、頭を垂れる状態まで行くにはもっと日差しと気温がほしいところです。
こちらはみやこがねもちの稲穂。まだ垂れていない穂もある。明日からまた曇りや雨、そして低温になる予報で、今年の天気は本当に不安定です。
朝夕は涼しくなるとしても、8月に出番が少なかった分お日様にはこれからぜひ登場していただきたいです。
自然を相手にする仕事では影響が出てきそうです。
以下気象庁HP(http://www.jma.go.jp/jma/index.html)より転載
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平成29年8月10日11時10分 仙台管区気象台発表
(見出し)
宮城県では、8月1日頃から日照時間の少ない状態が続いています。この状態は、今後10日間程度は続くでしょう。また、今後10日間程度は平年に比べ気温の低い状態が続く見込みです。農作物の管理等に十分注意してください。
(本文)
宮城県では、8月1日頃から湿った東よりの風の影響で日照時間の少ない状態が続き、8月1日から9日までの日照時間は平年の50%を下回っています。
この状態は、今後10日間程度は続くでしょう。また、オホーツク海高気圧からの冷たく湿った空気の影響を受けやすく、今後10日間程度は平年に比べ気温の低い状態が続き、かなり低くなる所がある見込みです。
農作物の管理等に十分注意してください。
日照時間(8月1日から8月9日まで)(速報値)
(気象官署及び特別地域気象観測所)
日照時間(h) 平年値(h) 平年比(%)
仙台 11.1 45.2 25
石巻 22.5 50.5 45
日照時間(8月1日から8月9日まで)(速報値)
(アメダス)
日照時間(h) 平年値(h) 平年比(%)
駒ノ湯 15.7 31.9 49
気仙沼 8.4 48.9 17
川渡 9.9 38.4 26
築館 12.8 37.8 34
米山 17.7 47.3 37
志津川 8.0 48.4 17
古川 11.9 42.8 28
大衡 11.1 39.9 28
鹿島台 13.7 44.6 31
新川 4.8 35.8 13
塩釜 11.6 44.5 26
江ノ島 15.5 52.6 29
白石 4.7 43.7 11
亘理 11.1 46.6 24
丸森 12.9) 47.0 27
(記号の説明)
):欠測を含みます。
今後の気象情報、注意報等に留意してください。
河川の氾濫や土砂災害など大きな被害にならないことを祈ります。
田伝むしの田んぼがある地域も雨が降ったり止んだりの1日でした。ここ最近とこれからの予報では曇りが多く、日照不足がとても心配です。
以前の出穂予想ではそろそろ穂が出てくるかと読んでいたのですが、一番早く田植えを行った田んぼでもちらほらと穂を見かける程度で、例年よりも遅い出穂になります。
昼間は蒸し暑さが戻り夜は比較的涼しい天気で、多湿や日照不足なども合わさって、いもち病が発生する条件が揃ってきているような気がします。
注意し過ぎるくらい注意して良いですね。
一方で、有機栽培や自然栽培では(栽培方法の名前だけで一括りにはできませんが)冷夏でも収量が減少する割合が少ないという話もあります。出穂するタイミングを見計らってじっと待っているようだとも言われます。
この先の天気は心配ですが、稲を信じて見守り、私たちはできる作業を一つ一つやっていきましょう。
写真はもち米の稲の様子です。手で掴んでいる茎の一番上にある葉が止葉(とめば)と言って最後に出てくる葉、ここで葉っぱを出すのは終わり!という葉です。他の葉と少し違う形をしています。
そして、その下で茎がぷっくら膨らんでいる部分に穂が待機しています。
天気が良くなればここだ!というタイミングで出てくるはずです。
稲も人も辛抱ですね。



