農園便り

稲も人も辛抱のとき@田伝むし

台風の影響で各地で激しい雨が降っています。

河川の氾濫や土砂災害など大きな被害にならないことを祈ります。
田伝むしの田んぼがある地域も雨が降ったり止んだりの1日でした。ここ最近とこれからの予報では曇りが多く、日照不足がとても心配です。
以前の出穂予想ではそろそろ穂が出てくるかと読んでいたのですが、一番早く田植えを行った田んぼでもちらほらと穂を見かける程度で、例年よりも遅い出穂になります。
昼間は蒸し暑さが戻り夜は比較的涼しい天気で、多湿や日照不足なども合わさって、いもち病が発生する条件が揃ってきているような気がします。

注意し過ぎるくらい注意して良いですね。
一方で、有機栽培や自然栽培では(栽培方法の名前だけで一括りにはできませんが)冷夏でも収量が減少する割合が少ないという話もあります。出穂するタイミングを見計らってじっと待っているようだとも言われます。
この先の天気は心配ですが、稲を信じて見守り、私たちはできる作業を一つ一つやっていきましょう。

 
写真はもち米の稲の様子です。手で掴んでいる茎の一番上にある葉が止葉(とめば)と言って最後に出てくる葉、ここで葉っぱを出すのは終わり!という葉です。他の葉と少し違う形をしています。

そして、その下で茎がぷっくら膨らんでいる部分に穂が待機しています。

天気が良くなればここだ!というタイミングで出てくるはずです。

 
稲も人も辛抱ですね。

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